親
恋というタイトルの続きを載せていこうと思います。
あの後、僕は実家に帰ってからというもの一人娘の送り迎えとff14 という日々を送っていました。
そうです。娘は僕と親とでお世話をしておりました。
なにせ、その時の嫁のお腹には二人目の子供がおる状態で仕事に行っておりました。
少しでも負担を軽くしようと思い娘を連れて帰ったのですが……なにを考えたのか娘を取られると思ったのか娘を連れ戻しに妻が実家に訪れたのです。
案の定、連れて行かれました。
その時の僕は嫁の顔を見る事さえも声を聞く事さえもできない精神状態でした。(世にゆう鬱状態)
そんな中、仲のいいフレ達とスカイプ通話をしながらff14 やってる所に母親が横につき画面を見て
「これ!あれやん!図書館の敵やろ!64ページとか懐かしいなぁ!」
僕は自然と目の前が涙で何も見えなくなりゲームどころではなくなりました。
なんだろう。この涙。
これか。
僕が求めてたのって。
母「ほれ!お父さん!見てみ!懐かしいやろーっ」
父「そやな。この後、ボスたしか牛みたいなやつやろ?」
母「そうだっけ?忘れたわ!ハハハ!」
なんだろう。この感情。
楽しい。本当に救われる。鬱病でおかしくなってる僕に対してこの対応。なーんも気にしない。
テキトーで好きにしろ!お前の人生じゃからあたしらは知らん!
と言い昔、僕を突き放した親。
あの時は本当に何もかも子供の事よりも自分の事がよけりゃそれでいい。
ほんとムカつくし大嫌いな親でした。
今、思い返せば本当に困った時に助けてくれたのは両親でした。
昔、親父がよく言ってた言葉。
「人に迷惑はかけるな。それだけだ。後は好きに生きろ。俺らはいつか死ぬ。」
子供ながらなんてひどい事言うんだろうとおもっていました。
でも今、思い返せば両親の偉大さに痛感し、尊敬と感謝。いや感謝という言葉じゃ収まりきらない感情でもう何も言えなくなりました。
そして、やっと言えた一言
「おとう、おかあ、ありがとう。本当に助かってる」
涙ながら言ってる僕を見てビール片手に指、指して笑う両親。
母「ま、ゆっくり好きにしいや。とりあえずお前とあの嫁はもう無理やな。こんな状態になって帰ってきてる時点でダメやろ。ま、あんたの人生や。好きにしいやー。」
そういってかれこれ二週間程でしょうか。
時間が経ち、仕事先についた矢先。
一本の電話が鳴ったのです。
続く……